パーキンソン病の罹患者は10万人に100人~180人くらい(1000人に1人~1.8人)と言われています。
65歳以上では100人に約1人(10万人に1000人)で、高齢者ではさらに多くなりますので、人口の高齢化に伴い患者さんは増加しています。
パーキンソン病に対する鍼灸の効果については、近年徐々に関心が高まっており、多くの研究や臨床報告が発表されています。
【現在どこまで進んでいるの?】
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と住友ファーマが中心となって進めてきた治験では、iPS細胞から作ったドパミン神経前駆細胞を脳内へ移植しました。
その結果、 移植細胞の生着を確認 ドパミン産生を確認 重篤な副作用や腫瘍形成は確認されず 一部患者で運動症状の改善を確認 という成果が報告されています。
2026年3月には、日本で世界初となるiPS細胞由来のパーキンソン病治療製品
アムシェプリ(ラグネプロセル)が条件付き承認を取得しました。
【「治る治療」なの?】
現時点では、 完全に治す治療というより、失われたドパミン神経を補う再生医療 という位置づけです。 期待される改善は、 動作の遅さ 手足の震え 筋固縮 OFF時間(薬が切れて動けなくなる時間) などです。
ただし、 認知症 自律神経障害 病気そのものの進行 まで止められるかはまだ不明です。
【一般の人はいつ受けられる?】
2026年時点では、 承認は取得済み 実施施設はかなり限定的 適応患者も限定的 という段階です。 最初は、 進行期パーキンソン病 薬の効果が不安定 深部脳刺激療法(DBS)の対象となるような患者 が中心になると考えられています。
一般的な病院で普通に受けられる状態になるには、まだ数年かかる可能性があります。
当院が目指すパーキンソン病治療は
『身体の動き』の改善
『自律神経症状』の改善
『薬を減らす』
パーキンソン病治療の基本は投薬とリハビリです。
パーキンソン病症状は進行状況、状態によってお一人お一人違います。
進行性の疾患のため特に運動症状はリハビリが重要となります。
また、自律神経症状は症状に合わせて薬が処方されるため数が増える傾向にあります。
当院では運動症状はもちろん、自律神経症状を鍼灸治療で改善させるため、薬を減らすことが可能です。
『減薬』
を一つの目標とし、パーキンソン病の症状を進行させない、日常生活をより快適に過ごせるようサポートさせて頂きます。
☑手足の震えが日常生活の妨げになってきた
☑足がすくんで、歩き出せないことがある
☑表情がこわばり、周囲と会話が減った
☑便秘がつらく薬を飲んでもなかなか出ない
☑寝つきが悪く、寝られてもすぐに目が覚める
☑肩や背中が凝り固まってつらい
☑精神的に辛いときがある
☑薬がどんどん増えてしまいつらい
☑家族が不安を感じているが、何もできずつらい